明けましておめでとうございます。 社会保険労務士srです。
本年もよろしくお願いいたします。
実は、年初のブログを書き始めていたのです。
今年は、独立開業の年になりますので、サラリーマン時代の振返りから
始めようかな~と思い書いていたのですが・・だんだん気分が暗くなって
来たので(笑)途中でやめました。
やっぱり、前を向いて進みたいです。
なので、独立開業に向けて思っていることを(最近、何回か書いていますが)
少し深堀して書かせて頂こうと思います。
顧問社労士に思うこと
僕の周りだけかもしれませんが、(顧問)社労士の評判は悪いです。
・顔も見せないで、それなりの料金
・痒い所に手が届くサービスではない
・単なる事務手続き代行でしょ
それなら、「なぜ契約しているのですか?」と質問すると・・・
「取引先、お得意さんからの紹介だから」という答えです。
そして、多くの人(経営者)が、「社労士では食えないから、srさんやめた
方がいいよ」と言われてしまいます。
だから、僕は(青臭いかもしれないけど)そんな顧問社労士にはなりたくない。
このような気持ちがわいてきました、この1年くらいの間に。
もう一度言いますが、あくまで僕の周りなので、悪しからず。
顧問社労士像
ここも各人様々で、他の人の考えを否定する気は全くありません。
どこに重きを置くかで、それは変わってくるし、自由です。
くどいですが、僕の考えている社労士像です。
それは一言でいうと「お困りごとを解決したい」です。
そこには、経営者より、とか、社員より、のような考えはないです。
そして「お困りごと」を解決するためには、「お困りごと」の本質を掴まなくては
なりません。よって、場合によっては現場に入って実際に見て聞いて、が必要に
なります。また、現場での直接の活動が必要になると思われます。
現場に入ってしまうと効率が悪くなり、顧問先の数は少なくなります。
また、それは社労士の本来の仕事ではない、とのご批判があるかもしれません。
でも、それが僕のやりたい社労士の仕事なのです。
厳密にいえば、社労士ではなくコンサルタントの仕事かもしれませんが、そこは、
どちらでも構いません。
場合によっては、サラリーマン時代の上司(部長、課長)の本来あるべき姿とも。
僕が、その時できなかったことの裏返し的に思うことなのかもしれません。
独立開業して、同じ組織の人間から離れることによって、見えてきた風景なのだと
思います。
具体的な活動
現時点では、4月から顧問契約して頂ける企業が1社あります。
その企業との契約内容について、年末より協議を始めました。
まず、お困りごとを踏まえて、社労士の僕に対する要望を出してもらいました。
・人事部門の労務スタッフ(能力)強化
・管理職クラスの労務知識研修
・法改正、助成金の詳細説明
この企業は、一部上場企業なので、本社からの指示がキッチリしています。
当然、本社人事部には、社労士どころか顧問弁護士もついているので抜かりはない
のですが、だからこその悩み=スタッフが育たない、がありました。
なので、「クライアント企業の拠点スタッフの能力向上」をお手伝いすることになり
ました。これは、本社の「お困りごと」ではなく、拠点の「お困りごと」だったのです。
早速、年明け初日の、新入社員導入研修の労務スタッフが関与している部分の、見学を
させて頂くことになっています。
実態を見させて頂いて、スタッフのレベル、それに応じた指導方針を立てるためです。
クライアントさんは、驚いてましたけど。「契約前にそこまでして頂けるのですか?」と。
これが、社労士試験合格して3年、人事の仕事をしながら、また色々な方のお話しを聞き
ながら、場合によっては企業の人事担当として(顧問)社労士の活動を見て、考えた僕の
なりたい社労士像です。
理想に走り過ぎてるかもしれませんし、「それ、社労士ではなくコンサルタントでしょ」
との声も聞こえてきそうです(笑)が、新年なのでご容赦ください。
僕も、この理想としている内容で、契約してくれるクライアントさんが他にもいるか、は
定かではありませんし、普通の顧問社労士契約を望まれれば、それはそれでお受けします。
自分の理想は理想ですが、相手にそれを押し付ける気持ちは1ミリもありません。
でも今後は、事業主として、こちらにも選択する権利はありますよね(笑)。
本日も最後までお読み頂き、まことにありがとうございました。
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