こんにちは! 社会保険労務士SRです。
今回は、社労士として完全独立して2年目の僕が
体験し感じた「行政協力」について記載したい
と思います。
あくまで僕が感じたことですし、所属県会での
ことなので、悪しからず。
社労士の行政協力
僕が、見たり聞いたり体験したことを通じて
感じた「行政協力」は、下記のカテゴリーに
分けられると思います。
1 駆出し社労士に対して
これは、開業したばかりで仕事が少ない社労士に
対して、一定の仕事(=一定の報酬)を供給する。
そして、それをきっかけにして顧問先獲得の足掛
りにする、または実務体験を積んでいく。
よって、この部分は2~3年で卒業し、次の世代
と交代ていく。
自分で稼げるようになったら、卒業してください
ね~というものです。
例えば、
・仕事と子育て両立支援事業推進員
・中小企業女性活躍支援事業推進員
・労働保険年度更新説明員
・働き方改革支援推進員 等々
多くは、対象企業に訪問し、事業説明やそれに関す
る支援をするというものです。
当然、アポ取りや訪問がありますので、社労士知識
の前に営業?としての資質が問われると思います。
(この部分で挫折する人もいるようです)
2 経験値を活かす(経験値を伸ばす)
こちらは、それなりの経験ないしはそれをベースに
今後の自身のスキルアップを目指す社労士が携わる
ものです。
例えば
・労働局嘱託職員(雇用環境均等室に多いようだ)
・労働基準監督署嘱託職員
(ハロワにもいるかな??)
・年金関係相談員
・総合労働問題相談員 等々
この辺りは、社労士の経験や社労士になる前の経験
を活かしたものだと思われます。
ただ、前段の2種類(嘱託職員)は、半勤め人のよ
うに感じますので、少し毛色は違うのかもしれません。
ただ昨今の行政は、人員を少なくしていますので、
その部分では、重要な「行政協力」なのだと思います。
行政協力の実態
僕が社労士として完全独立したのが、2年半前なので
所謂「駆出し」の範疇に入ると思います。
なので、「行政協力」業務には携わらせて頂いてます。
その2年半の体験を通じて感じたことがあります。
上記の 2 経験値を活かす(経験値を伸ばす)
という部分の「行政協力」については、専門家として
のスキルを存分に活かして活躍されています。
一方で 1 駆出し社労士に対して
という部分の「行政協力」については・・・・
人に依るんですけども、社労士のレベルを落として
いることもあります。残念なことですが・・・
単なる「アルバイト感覚で」、報酬だけを得ている
という感じです。
経験がなくスキルが不足しているのであれば、勉強
して不足しているスキルを高めていけば良いのですが、
指摘されない(確認されない)のをいいことに、惰性
の下で業務を実施していることがあるようです。
独立した個人で業務を請けているのですから、監視
されていなくても自己管理を実施して欲しいものです。
対象となる企業は、それを実際に見ている訳ですから
「社労士って大したことないな」とか「レベルが低い」
とみられてしまうのです。
まとめに代えて
僕が携わらせて頂いている「行政協力」は、医療関係
に対する支援業務です。
(この業務について、その内容は次回紹介致します)
この業務は、上記カテゴリーでいうと 1ということ
で実施されていました。
しかし内容としては、2の範疇に入る業務と思われます。
対象は医療機関ですので、一般の企業とは違い特殊性
があります。経験値が少ないと、会話ができません。
会話ができないと、訪問自体を尻込みするようになった
り、訪問したとしても核心の部分まで会話が到達できず、
ありきたりのことを伝えるだけになってしますのです。
医療機関の特殊性に慣れるには、訪問し会話するしか
ないのです。でも経験値がないと会話できないのでは?
という部分は、勉強して補っていくしかないのです。
その繰り返しで経験値を増していけば、半年後或いは
1年後に普通に会話ができるようになり、信頼を得る
存在となっていくのです。
会社員なら、先輩や上司が指導してくれますが、個人
事業の開業社労士では、そういう訳には行きません。
自己学習と実戦の中でスキルをアップさせていくしか
ないのです。
あっ、これって「行政協力」に限ったことではありま
せんね!
開業間もない社労士が携わる場合、参考にして頂ける
と幸いに思います。
本日も最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
コメント