こんにちは! 社会保険労務士srです。
以前のブログでも紹介しましたが、僕は、社会保険労務士試験合格の
約1年前から、企業の【人事】セクションで働いています。
2016年9月からですので、あっという間に5年経ちました。
僕の経験における【人事】という仕事、第6弾。
いよいよ、労務管理各論となります。
【労務管理】規則類
まずは、規則類です。
労務管理、というか人事の基礎となるもので、ここがしっかりしていないと、
労務管理自体ができません。
ということで、最重要!
就業規則 ですね。
本則から初規程、場合によってはガイドライン等も含む場合があります。
中小企業の場合は、あまり細分化しない方がいいと思いますが、本則以外
で代表的なものは、
・育児介護休業規程
・賃金規程(交通費、賞与、退職金を別途定める場合有り)
・出張旅費規程
・パートタイマー就業規則(昨今は、かなり神経使います)
等であり、労働基準法をはじめとする法律に基づいている部分が多いです。
そのため、改正が頻繁で都度対応が必要となります。
就業規則の基本形は、厚生労働省が提示しているので、参考にできます。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/zigyonushi/model/index.html
しかし、ここに各会社の実態を反映させなくてはならず、個々の部分について
は、僕たち社会保険労務士がその任を負うことになります。
また、単に改正を反映させるだけでなく、社員への周知も必須です。
最近は、働き方改革で、改正点も多く、内容も難しくなってきているので、
その点も社会保険労務士が担うことになるでしょう。
一例ですが、残業時間の上限規制については、複雑で一般の方には難解だと
思われます。
僕は、最近、3年間整備されていない就業規則類を整備させて頂いたことが
ありますが、かなり膨大な個所の改定、追記、削除が必要でした。
育児介護休業規程は、一から作り直しました。全面改訂ですね。(笑)
良い勉強になりました。
【労務管理】人事情報、各種手続き
社員の方が入社されると、各種手続きが発生します。
社会保険、労働保険等の加入手続きです。
これらは、入社の時だけではなく、都度発生し・・・退職まで続きます。
その際、人事個人台帳がしっかり整備されていると、この手続きが楽になります、
というか、整備されていないとできません。(社員20~30人位までなら可能)
できれば、システムで人事個人台帳として整備することをお薦めします。
勤怠システムとの連動させることにより、より効果を発揮します。
給与計算も楽になります。
そもそも、社員台帳は必須帳票なのです。ぜひシステムで管理しましょう。
入社、退職、途中の変更を都度入力することで、そのシステムが充実して
効果を発揮するようなっていきます。
手続きの中で、面倒な労働保険年度更新、健康診断等にも社員台帳は必要
です。
また言うまでもないことですが、この部分は、個人情報の塊なので、厳重な
管理をしなければなりません。
キャビネットで管理する場合は、鍵の管理いります。個人情報が漏洩しない
ように、しかし、必要な時は見ることができる体制です。
常に鍵を掛けっ放しにしておくわけにはいきませんからね。
システムでの管理も同様です。権限管理の構築が必要ですね。
「気密性」と「可用性」のバランスを取って管理する、難しいですけど。
本日も最後までお読み頂き、まことにありがとうございました。
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