【人事】と言う仕事について7

こんにちは! 社会保険労務士srです。

以前のブログでも紹介しましたが、僕は、社会保険労務士試験合格の
約1年前から、企業の【人事】セクションで働いています。
2016年9月からですので、あっという間に5年経ちました。

僕の経験における【人事】という仕事、第7弾。
いよいよ、労務管理の主役「勤怠管理編」となります。

【労務管理】勤怠管理

今回のテーマは、以前にもお断りした通り、中小企業が対象なので、この
勤怠管理については、「勤怠システム」も大きなテーマではありますが、
かなりのボリュームになってしまいますので、機会を捉えて独立したテーマ
でお伝えします。

一般の方にはわからないかもしれませんが、この勤怠管理は、お給料に
直結するため、大変重要な業務となります。

労働時間、休日、休暇の管理、指導が主とする業務となります。
始業~就業時間の取り決めだけ取っても、シフト制を取っている場合は、かなり
の業務が発生します。「変形労働時間制」の規定化、労使協定、勤務シフト表の
作成、実績入力等々。。
実績では、勤務交代の管理が面倒です。締め日間際で夜勤帯での勤務交代があった
場合、適正な形で処理するためには・・・頭が痛くなること多くあり、です。

休日についても、部署が多くそれぞれが独自の「変形労働制」を取っている場合は、
複数の年間カレンダーの作成が必要となります。法律に合わせた労働時間を計算した
うえで。

ここが全く管理されてない会社も多く、休日の貸し借りが日常的に起こっていて
無法状態(笑)の会社も経験しています。
有給休暇がなくなったので、次月の休日を2日借りてくる等・・・

ここは、法律、規則違反にもつながるので正さなくてはいけないのですが、恨まれ
ます。「この新参者が何してくれるんだ。今までうまくやっていたのに(怒)」

休暇には、有給休暇、特別休暇、子の看護休暇、介護休暇等様々で、中身も細分化
されています。

1日、半日、時間などの単位や使用限度日数(5日、10日)等、手作業での限界を
超えています。システムかツールを使っての管理が必須でしょう。
加えて、5日間消費の義務化で管理表が必要となりました。

タイムカードや申請書の突合せを、人力で行うにはかなりの熟練さと労力が必要
です。
僕が本業以外に頼まれて、それらの作業のお手伝いしている会社がありますが、
システムの導入を真剣に考えています。きっかけは、熟練した方の退職でした。
僕は社労士なので、帳票と簡単な説明を聞けば、理解しお手伝いできますが、一般
の方だと、数か月はかかってしまいます。

勤怠システムを導入すると、キーマンは必要ですが、作業自体はPCが上手な方なら
あっという間に覚えてしまいます。マニュアルを整備すれば、もっと楽に習得でき
ます。繰り返しになりますが、お給料(お金)に直結する部分になりますので、ミス
は極力なくさなければならないのも重要な理由です。

【労務管理】その他

細かいことを言えば、まだまだ切りがないのですが、その他で重要だと思われること
に絞ってみます。

ハラスメント対応、対策
今までもありましたが、今年度も新たに法制化されましたので、ますます重要となって
きます。しかも、対応が難しい・・・本当に難しいです。
誰が見ても明らかなもの、常態的なものばかりではありません。
証拠、目撃証言がなく、本人達の言い分のみの場合も少なくないのです。

対策として、社内教育の徹底、繰り返しで刷り込んでいかなければならないと思います。
中小企業では、まだまだ昭和の感覚が残っていることが多いです。気付くことなく常態的
に繰り返されていることもあります。
研修、教育を繰り返すことによって、以前との違いを感じてもらわなければいけない。
自分の気持ちではなく、相手の気持ちによってハラスメントになるのです。

ただ、あまりにも権利主張が行き過ぎて、正当な指導までも抑制されてはいけない、とも
最近思います。

社員面談
これも重要ではあるけれど、相当の経験知識が必要で、誰でもできるわけではありません。

僕は、離職防止のための社員面談を任されて、1年位で延べ250人程度の面談を実施した
経験があります。(その他、試用期間終了前面談も実施してました)

退職を考えている社員の駆け込み寺な部分、また、離職者が多い部署の集中的な面談等
負の感情を抱えた方との面談が多かったので、当初は面談が終わるとぐったり放心状態
になっていました。自分の正の感情が、全て持っていかれる、、吸い取られる感覚です。

当初は、月に1日だけでしたが、効果があるということで、最終的には3、4日に増えて
行きました。時には面談部屋の前に並ぶような・・・・・

労務管理⇒人事の仕事は、奥が深いです。なので、興味が尽きず極めたいと努力できる
のだと思います。(極めることはできないだろうけど)

勤怠管理システムと時間外管理(残業)については、別途詳細に記述する場を持ちたい
と考えています。

本日も最後までお読み頂き、まことにありがとうございました。

sr
sr

社労士SRです。
令和3年度の独立開業に向け、色々挑戦中です。
見よう見まねですが、blog、Twitterも始めました。
拙い内容ですが、よろしくお願い致します。

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