顧問契約2

こんにちは!  社会保険労務士srです。
前回に引き続き、顧問契約に至った経緯をお伝えします。
いつもこんなに上手くいくことはないのですが、僕が
理想とするプロセス、内容でしたので・・・

【顧問契約】 ~給与計算

さて、外国人労働者関係の書類ができたので、確認のため
訪問しました。確認作業自体は時間かからず、必要箇所に
印鑑を頂きました。

その後、本題の?給与計算について聴き取りさせて頂きま
した。状況の概要は下記の通りでした。

・Excelベースの表を使用している(以前の顧問社労士作成)
都度内容を書き換えている(更新)ので、表自体が整理され
ていない。
・勤怠情報については、総務担当の方が一人でタイムカード
を締めてタイムカード上に記載されている。
どちらも個人の感覚で作られているので、第三者がみても
解読が必要な状態になっていた
締日から給与支払い日まで実質10日では、この手法では難
しい。(実際には間違いも多いようでした)

これでは、社長さんが「髪の毛振り乱して」いるわけです(笑)。
なので、僕がお受けするかどうかは置いといて、コンサル的に
・勤怠については、システムを利用する
それにより、勤怠の締日処理の内容が正確になるし、時間的
に大幅に短縮される。
・給与もシステムを導入する
勤怠システムと連動することにより、工数が大幅に削減、間違
いも少なくなる。保険料率等のデータ更新も、ほぼ自動され常
最新の状態で計算ができる。

細かい部分もお話させて頂きましたが、概要は上記の内容です。
これに対して、社長さんは・・「やっぱりそうなんですね。
思っていたけど、今まで内容がわからなかったので」と言われ、
大枠は賛同して頂けました。また「この状態にすれば、srさん
が給与計算受けてくれるのですか?」

ここまで言われて「No」とは言えないのですが、「システム化
すれば、担当者でも対応可能となります。担当者への指導は
やらせて頂きますので」と最後の足掻きです(笑)。
でも社長さん「給与計算を社員にさせることは、今のところ考え
ていません。srさんなら任せてよいと考えています。自分は本業
に注力したいのです」
「わかりました。システム導入ということなら、給与計算お受け
致します」となりました。

【顧問契約】 ~契約書提出

この面談後、僕は提案するべき勤怠システムと自分が使用する給与
システムの検討に入りました。お恥ずかしいことに、この辺りは、
相談業務中心の僕には、全く手つかずの領域だったからです。

動画セミナーや(その後必ず営業が現れる)営業担当者との話を
経て、大体の構想がイメージできました。この間、SNSで情報を
確認させて頂いたり、教えて頂いたりしました(感謝)

ここで初めて、ここまでやるとなると「顧問契約」だなと決意し、
価格表を作成し始めました。この時点では、顧問契約までいけるか
どうかは4:6の感じでした。
価格表を作成していると・・・つい弱気の自分が現れ・・・・
どんどんと値引きしていきます(笑)。
行ったり来たり繰り返しながら、最後は「あくまでも相談顧問が
メインなんだ」と腹をくくり、相談顧問を総論として、給与計算、
就業規則、助成金等が各論で追加される形にしました。

かなり強気の価格表になってしまいましたが、訪問して提出させ
て頂きました。
結果は・・・「わかりました。では、契約書を出してください」
と、値引き等は一切ありませんでした。

まとめに代えて

文字にしてしまうと簡単そうなんですが、その間、心の葛藤は当然
ありました。
長いこと社会にいますと、期待外れとか、こんなはずではなかった、
という経験は多くしていますので。勤め人では仕方ない部分なんで
すが、個人事業ではそういう訳にはいきません。良い仕事ができず
それが全て自分に返ってくるからです。

この社長さんと末永くお付き合いしたいと思ったので、顧問契約の
お願いをしました。それには、ちょっとしたきっかけがありました。

外国人労働者の雇用関係書類作成をスポットでお受けしたのですが、
これは全く想定していなかったので、料金を考えていませんでした。
なので「社長さん、いくらの想定ですか?」とお聞きしたところ、
返ってきた金額が腹に落ちたのです。安くもなく高くもなく、自分
の価値観とほぼ同じ。この段階で、お付き合いできるかもしれない
と思ったのです。
価値観や方向性が交わらない人とは、長いお付き合いはできないと
思っています。(少なくとも仕事では)

今回の顧問契約は、スポットから始まり、その仕事を誠実にこなした
後に顧問契約を口にしたというタイミングが良かったのかもしれません。
また、業種が、僕が直近で経験した福祉関係ということで、話がうまく
かみ合ったのかもしれません。

ただ今更ながら気付かされたことは、勤め人は、担当者同士の繋がりも
ありますけど結局は「会社対会社」なのです。
一方で、個人事業主となった今は、「個人対個人(会社)」という部分が
まずは大事なのではないかな、ということです。
今回の顧問契約締結に至ったプロセスは、僕に様々なことを教えてくれ
たように思います。

本日も最後までお読みいただき、まことにありがとうございました。

sr
sr

社労士SRです。
令和3年度の独立開業に向け、色々挑戦中です。
見よう見まねですが、blog、Twitterも始めました。
拙い内容ですが、よろしくお願い致します。

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