こんにちは! 社会保険労務士srです。
来年からの仕事に、深くかかわってくると思われるのが
「特定技能」という在留資格を持つ、外国人の労働者です。
知人が、この関連の法人を立ち上げたので、お手伝いをさせて
頂くことになります。
【特定技能】って?
日本では(他の国もですが)、少子高齢化のため労働人口が減少して
います。このままでは、働く人が少なくなりすぎて、国が衰退して
しまいます。
そこで、政府と経済団体は、あの手この手で外国人の労働者に日本で
働いて貰おうとしました。
しかし、制度上、外国人を増やすことを是としない日本では、既存の
制度を改変しながら、外国人労働者を増やすことを模索してきました。
というのが、僕が見てきた外国人労働者に対する日本の対応です。
ひと口で言いすぎてるかもしれませんが・・・
その最たる制度が、「技能実習生」です。(留学生もかなり問題となり
ましたが、論点は少し違うかな??)
「技能実習生」あくまでも実習生なのに、労働者として扱われ、劣悪な
労働環境、それに伴う失踪等かなりの問題となりました。
それに代わる制度としてできたのが、「特定技能」です。
実習生ではなく、労働者として雇用することができます。
その代わり、日本人と同じ条件、同じ法律で、ということです。
こちらは、法務省のリンクからどうぞ。
https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/000485526.pdf
なので、日本人同様に、その採用にも携わってみたいな。
自分の世界が、また広がるのではないかな。って思いました。
取敢えず、現在の僕の職場の範疇の中では「特定技能介護」となります。
【特定技能】きっかけ
介護分野での人手不足は、ずっと続いています。
しかし、利用者(高齢者)は増え続ける。
人手不足で、対応できず閉鎖する施設がある。
悪循環が連鎖しています。僕が関係する法人も同様で、外国人雇用を
考えていました。
始めは「留学生」。でも、戦力になるには、時間がかかります。
学校へ通っている間は、アルバイトです。上限ぎりぎりの28時間働かせて
いる法人もありますが、学業優先で週末だけでした。
それで、「技能実習生」に切り替えるべく検討開始しました。
日本に来るまでにも時間がかかりますが、来てからも手がかかる。
毎年、試験に合格しなければなりません。労働時間は、正味6時間
程度と思われましたが、実習生ですから仕方なしかと思います。
準備のために、各種セミナー参加させて頂きましたが、知識が増える
に従って、違和感を感じていました。
何度も言いますが、実習生なのですから。でも、その時はそれがわからず、
ずーっと違和感で残っていました。
採用のためには、現地視察が必要となり、フィリピンとベトナムに行く
ことになりました。(コロナの関係で、ベトナムは中止になるのですが)
その視察をお願いした組合の方と打ち合わせをしていた時、「特定技能」
の話も出て、俄然と興味がわきました。
特にフィリピンは「特定技能介護」の分野での、技能評価試験の合格者が
ダントツで多かったのです。
「技能実習生」の視察でしたが、頼み込んで「特定技能介護」をメニューに
加えて頂きました。
さて、いよいよフィリピンに出発です。
2020年2月16日から3日間の予定ですが、この件は、次回とさせて頂きます。
本日も最後までお読み頂き、まことにありがとうございました。
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