こんにちは! 社会保険労務士srです。
村上春樹シリーズも、第4弾となりました。(笑)
今日も、村上春樹のエッセイから影響を受けたことを
書いてみます。
村上春樹からの影響 その3
海外の小説は、古典的なものしか読んだことがなかったのですが、
村上春樹のエッセイから、数名の海外著作を読んでみました。
その中で、全く存在を知らなかった作家が「カズオ・イシグロ」
でした。村上春樹のエッセイを読んでなかったら、一生で会わな
かった・・・とその時は思っていましたよ。
本当に、良い作家とめぐり合わせてくれた、と。
でも、出会ってから数年後に、ノーベル賞作家となってしまいました。
毎年本命視されていた、村上春樹に先んじて。
もっとも、僕には、ノーベル賞作家だから読むわけではなく、好き
だから読むわけで、村上春樹もカズオ・イシグロも。
だから、読む本を選ぶのに、その賞は何の意味もないのだけれど。
でもカズオ・イシグロには、一気にはまりましたね。
カズオ・イシグロについて
この作家も、導入部分から引き込まれます。
まあ、日本語訳で読んでいるので、原文は定かではないけれど、
きっと読みやすい文体なのでは、と思われます。
話のテンポの程よくいいです。
ここまでは、村上春樹と、ほぼ同じ部分かな?
でもイシグロの作品、郷愁を感じます。
ここが村上春樹とは違うところですが、引き込まれるところです。
興味を持ったので、村上作品と同様、初期作品から順番に読もう
と決めました。(完全ではないけれど)
「遠い山なみの光」からスタートです。
んー良いんだけど、今一歩のめり込めない。一気には読み進められない
引っかかりのようなものが存在します。
(村上春樹の初期作品と同様な感覚です)
次に、「浮世の画家」。うん、良い感じです。文体、展開が心地良いです。
「日の名残り」、いや~好きですね。
一気に読み進められます。
英国が感じられます。是非、一度行ってみたいと思わせます。
僕の好みでいえば、これぞ「カズオ・イシグロ」という作品です。
そして、「わたしたちが孤児だったころ」を呼んだ後、
「わたしを離さないで」に至ります。
発想と言うか・・・
絶対にハッピーエンドとはならない小説は、数多くあると思うけど、
悲しすぎます。
映画とかになっているけど、この作品は本で読むのが一番いいと思います。
なりました。僕にとって最高に属する作家だと。
いません。残念だけど。
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