【村上春樹】小説について

こんにちは! 社会保険労務士srです。

社労士関係の話題から外れてますが、好きな小説について、
少しお付き合いください。

皆さんは、最近読書していますか?
特に、小説とか読んでますか。

私は、少し前まで「村上春樹関係」の本しか読んでいませんでした。
(最近は、独立等考えているので、ビジネス書も読むようになりましたが)

なぜか?
それは、「村上春樹の書くもの」が好きだからです。
だから、ハルキストではないので、悪しからず。

出会いは「1Q84]

僕は、(せっかくだから村上春樹風に・・)人生での最初の挫折で
失意の底にいるときに「1Q84」と出会いました。

何もする気がなく、日々を茫然と送っていた時、古本屋で、この本を
手に取ったのです。

それまでは、村上春樹の名前は知っていましたが、どちらかと言うと
悪評で印象に残っていて、全く興味はありませんでした。
「1Q84」も少し前に話題になっていたけど、ミーハー的な人気なん
だろうな・・と言う感じ。

読書する気もなく、そんな気分の時だからこそ手にしたのだろうと思う
一冊でした。
外装は、「BOOK1]は1巻の意味だけど<4月ー6月>の表記があり、変なの
と言う感じです。
やることもないので、取り敢えず1冊だけ購入して帰宅しました。

で、1ページ開くと・・「青豆」ん?「ヤナーチェック・シンフォニエッタ」
「クラウン・ロイヤルサルーン」。今まで接してきた小説と、全く違う感覚。
一気に引き込まれて行きます。

今まで読んだ小説のほとんどは、退屈な導入部分に耐えなければ、引き込まれて
行かない感覚でした。
でも、これは違います。
はじめから面白いです。
読みやすいです。
本当に初めての感覚で、びっくりしました。

しばらくは、失意のことなど忘れて読みふけり、2日後には全巻購入し一気読みです。
ちまたで言われている、「独特な性描写」「結末・・・突然終わってします」は否定
しません、と言うか、その通りですね。

僕も、「独特な性描写」はいらないと思います。(違うことを描写していると感じる
こともありますけど・・・)
「突然終了する結末」については、もう少し書いてよ~と思うのだけど、筆者の筆が
ここまで!と言って止まるのなら、それもありかなと思えるようになりました。

それよりも、「自分が読むことを妨げない文体」「さっと吸い込まれる導入部分」
は、それを打ち消してしまうのです、僕にはですけど。

それと、やはり「1Q84」から入ったのが良かったのだと思います。
あとから読んだ、もう一つのベストセラー「ノルウェイの森」は、全く気にいらない
小説でしたから。
本当、これだけはダメでしたね~  なんで、あんなに有名になったのか?

そして、初期三部作へ

すごく興味を持ってしまって、「これなら最初から全部読んでみよう」と
思い調べました。
それで初期三部作があると知り、まずは「風の歌を聴け」を読みました。

1Q84を読んでからなので、素人っぽさを感じてしまいます。
でも、かえって、村上春樹にもこんな時代があったんだ、と思えて
なぜか「ホッと」してしまいます。でも十分「らしさも」感じられます。
「1973年のビンボール」は、前作からの延長の感じがします。
連作みたいなものだから仕方がないのだろうけど、同じ匂いがします。

で、「羊をめぐる冒険」になり激変した感じがします。
まさに村上春樹の小説です。
リズム、テンポ、展開が格段に良くなり、読むことを止めるのが難しく
なります。
小説の世界に同化するというか・・・
また、特有の世界(異世界?パラレル?)が展開します。
変だけど、わからないけど、すごく刺激的で考えてしまう世界です。
この世界観は、村上春樹の小説に一貫して流れている部分だと思う
のだけれど、この「羊をめぐる冒険」から始まったと感じます。

村上春樹は有名で、著名な、そして多くの方々が専門的に評論して
いますが、それをどうこう言うつもりはなく、僕は、僕なりの印象
で語っていくつもりですので、あらかじめお断りしておきます。
あくまで、個人の感じたまま、素直な気持ちです。
本日も最後までお読み頂き、まことにありがとうございました。

sr
sr

社労士SRです。
令和3年度の独立開業に向け、色々挑戦中です。
見よう見まねですが、blog、Twitterも始めました。
拙い内容ですが、よろしくお願い致します。

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