こんにちは! 社会保険労務士srです。
以前のブログで、
勤怠管理については別途書きます、としていました。
実際に、勤怠システムを立ち上げた事例について、お伝え
したいと思います。
いつもながらの体験談となりますが、肝の部分はしっかりと
捉えた内容にします。
システム導入前
いわゆる、タイムカード使用で、まだまだ中小企業では使用している
会社は多いです。
人数が少ない場合は、この方式で問題ないと思いますが。社員100名
を超え、シフトが混在する企業の場合は、システム導入した方が確実
にメリットありと考えます。
<タイムカード使用のデメリット>
工数がかかるというのが、一番のデメリットです。
特に、面倒なのは、下記の二つ + シフトです。
・パート従業員の時間計算
各々違うパート従業員の労働時間を確認して、タイムカードの余白に
書き込みます。
労働時間により、休憩の有無が付加され、引き算が発生します。
そして、有給休暇取得時に、何時間加えるの?
熟練の技?慣れが必要で、誰でもできる仕事ではなくなります。
・残業時間
これも打刻時間で計算すれば、そう面倒ではないのですが、大概
タイムカードを使用している企業は、承認制か届出制になってい
ます。別途、用紙があるということです。
そして、これもタイムカードに書き込んでいきます。
さて、ここにシフト勤務が絡むと、どうなるでしょう?
毎日の、始業・終業時間が違います。
遅刻・早退が正確に把握できません。
いつが休日かわかりません。
月の休日数、有給休暇数が自然と狂ってきます(笑)。
いえ、笑い事ではないのです。
だって、お給料が正確ではなくなるのです。
【勤怠管理システム】導入へ
最終形態のイメージは、下記の通りです。
勤務日 | 曜日 | 勤務区分 | 打刻時間 | 始業・終業 | 実労働時間 | 所定労働時間 | 法定外割増 |
12月11日 | 火 | C(9:00-18:00) | 8:50-18:00 | 9:00-18:00 | 8;00 | 8:00 | 0:00 |
12月12日 | 水 | C(9:00-18:00) | 8:47-18:10 | 9:00-18:10 | 8:10 | 8:00 | 0:10 |
12月13日 | 木 | C(9:00-18:00) | 8:55-18:05 | 9:00-18:05 | 8:05 | 8:00 | 0:05 |
12月14日 | 金 | C(9:00-18:00) | 8:40-18:02 | 9:00-18:02 | 8:02 | 8:00 | 0:02 |
・ | ・ | ・ | ・ | ・ | ・ | ・ | ・ |
12月9日 | 日 | 休日 | |||||
12月10日 | 月 | B(8:30-17:30) | 8:21-17:32 | 8:30-17:32 | 8:02 | 8:00 | 0:02 |
合計 | 21-10休 | 168:28:00 | 168:00:00 | 0:28 |
すみません💦
本当は、この2倍くらいの項目あるのですが、僕のテクニックでは
エクセルで作成した表の全体を表示することができず・・・
最終的には、個人別に、この勤怠管理表が作成され、給与システムと
連動させます。
この勤怠管理表が、締め日ごとに作成されるように、システム内容を
作りこんでいくことになります。
多分、この最終形がイメージされないまま導入すると、結局使えない
システムとなってしまいます。
実際の構築編については、次回となります。
本日も最後までお読み頂き、まことにありがとうございました。
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